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仲良しという言葉では言い表せない!藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は長年の研究パートナー

仲良しという言葉では言い表せない!藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は長年の研究パートナー トピック

藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座。二人の名前は将棋界で響き渡り、その実力は誰もが認めるところ。

しかし、二人の間にはただのライバル以上の深い絆が存在します。

出身地やデビュー年、師匠まで異なる二人が、どのようにして研究パートナーとしての関係を築いてきたのか。

そして、その背後に隠された互いの尊敬の念、そして戦いの歴史。

今回の記事では、藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座のエピソードを紐解きます。

仲良しという言葉だけでは語り尽くせない、二人の深い絆とは?

舞台は、歴史的なシリーズへと続きます。

  1. 藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座のプロフィール
  2. 研究パートナーとなったきっかけ
  3. 年齢を超えた互いへの尊敬の念
  4. 対戦成績

藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は仲良し?二人のプロフィールから紐解く

  • 藤井聡太七冠のプロフィール
  • 永瀬拓矢王座のプロフィール

藤井聡太七冠のプロフィール

出身地 愛知県瀬戸市
生年月日 2002年7月19日生まれ
プロデビュー 2016年12月・14歳2カ月(史上最年少)
在位中タイトル 竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖
タイトル通算 16期
段位 九段
師匠 杉本昌隆八段

永瀬拓矢王座 プロフィール

出身地 神奈川県横浜市
生年月日 1992年9月5日
プロデビュー 2009年10月・17歳0か月
在位中タイトル 王座
タイトル通算 5期
段位 九段
師匠 安恵照剛八段

二人は出身地や年齢、デビュー年、師匠が違い、プロフィールからは接点がみられません。

仲良しと言われる程の関係になったのは、何がきっかけだったのでしょうか。

藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は仲良し?お互いの棋力を高め合う間柄

藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は仲良し?お互いの棋力を高め合う間柄

  • 藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は研究パートナー
  • 互いに尊敬の念を抱いている
  • 藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座の対戦成績

藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は研究パートナー

藤井七冠と永瀬王座は、藤井七冠(当時・四段)がプロデビュー後の2017年4月に研究パートナーとなり、切磋琢磨してきた間柄です。

研究パートナーとなったきっかけは、永瀬王座(当時・六段)からのメールでした。

藤井七冠のデビュー後に企画された炎の七番勝負で、永瀬王座と初めて対戦しました。

結果は永瀬王座の勝利。

炎の七番勝負は、藤井七冠が増田康宏四段、永瀬拓矢六段、斎藤慎太郎六段、中村太地六段、

深浦康市九段、佐藤康光九段、羽生善治三冠と対戦するもので、藤井七冠の6勝1敗で幕を閉じました。※当時の段位。対局順。

藤井七冠が絶対王者であった羽生善治三冠に勝利したことは当時話題になりましたが、その中で唯一勝利したのが、永瀬王座だったのです。

勝利した永瀬王座がなぜ研究パートナーの誘いをしたのでしょうか。

第71期王座戦五番勝負前日記者会見で「四段の頃にすでに・・・その段階で自分も理解できていたかわからないですけど、稀代のレジェンドを彷彿とさせる差し回しを見せていたので、これはすごい人だなと率直に思いましたし、・・・」と藤井七冠について語っています。

上記が炎の七番勝負の時かは不明ですが、初対戦で藤井七冠の凄みを感じて研究パートナーの誘いをしたと考えられます。

研究はお互いの拠点である東京(永瀬王座)・愛知(藤井七冠)に出向いて行われ、コロナ禍にはオンラインに切り替えて続けてきました。

藤井七冠と永瀬王座は仲良しという言葉だけでは言い表せない、長年棋力を高め合ってきた間柄です。

互いに尊敬の念を抱いている

第71期王座戦五番勝負前日記者会見で、お互いについて次のようにコメントしています。

藤井七冠は永瀬王座の存在について、

「研究会をやっていただいて、私にとって勉強になることばかりで、自分の棋力が引き上げられたのかなとも感じていますし、その後に永瀬さんが王座を獲られたり、すごく活躍されて、そのことが刺激にもなったのかなと思っています。」

永瀬王座は藤井七冠について、

「考え方、価値観、全てをとって素晴らしいのかなと感じました。」
「藤井さんからいただいた言葉一つ一つは自分にとって財産ですので、これは誰にも教えずに墓場まで持っていきたいと思っています。」

と語っています。

二人の年齢は9歳離れていますが、年下の藤井七冠からはもちろんのこと、永瀬王座からも尊敬の念を抱いていることがわかる会見でした。

藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座の対戦成績

藤井七冠と永瀬王座の2023年8月現在の対戦成績は藤井七冠の11勝5敗です。

タイトル戦は2022年6月~7月に行われた第93期棋聖戦 五番勝負。

結果は藤井七冠が3勝1敗で勝利し、タイトルを防衛しました。

直近では、2023年2月1日に行われた第81期A級順位戦8回戦で、永瀬王座が勝利を収めています。

2023年8月31日から始まった第71期王座戦五番勝負。

5連覇による名誉王座の称号を狙う永瀬王座に藤井七冠が挑みます。

藤井七冠が勝利すれば、前人未到の八冠制覇。

研究パートナーの二人が歴史的なシリーズでどんな対局を繰り広げるのか注目です。

総括:仲良しという言葉では言い表せない!藤井聡太七冠と永瀬拓矢王座は研究パートナー

記事のポイントは以下のとおりです。

  1. 藤井聡太七冠がプロデビュー後の2017年4月から研究パートナーとなる
  2. 研究パートナーの誘いは永瀬拓矢王座からだった
  3. お互いのコメントには尊敬の念がこもっている
  4. 永瀬王座は9歳年下の藤井七冠の言葉を大切にしている
  5. 対戦成績は藤井七冠の11勝5敗
  6. 第93期棋聖戦で藤井七冠が永瀬王座に勝利している
  7. 第71期王座戦五番勝負は永瀬王座が名誉王座と藤井七冠が八冠制覇をかけた決戦