フィギュアスケート選手である宇野昌磨さんが26歳の若さで引退を発表しました。
引退のニュースを聞いて、引退はまだ早いのではないかと思っているファンも大勢いることでしょう。
この記事では、宇野さんの引退時期は早いのか、また引退理由について掘り下げていきます。
彼のプロフィールと輝かしい競技成績を振り返るとともに、過去の日本人メダリストとの引退時期を比較して、宇野さんの引退時期は早いのか考察します。
- 引退理由と決意した時期
- すでに予定されているアイスショー
- プロフィールと輝かしい競技成績の概要
- 過去の男子シングスメダリストの引退時期との比較
宇野昌磨の引退は早い?引退理由から考察
- 21年間の現役生活にピリオド!引退理由は?
- 宇野昌磨のプロフィール
21年間の現役生活にピリオド!引退理由は?
2024年5月9日、自身のインスタグラムで現役生活を引退すると発表しました。
ここでは関係者やファンに対する感謝の意を表しています。
同年5月14日には、トヨタイムズスポーツのLIVE配信にて、自身の言葉で引退と今後について語っています。
引退を決めた時期
引退を考え始めたのは2年前でしたが、ステファン・ランビエールコーチに引退の意向を伝えたのは全日本選手権後。
次の大会で引退すると伝えたそうです。
引退理由:羽生結弦とネイサン・チェンの引退がきっかけ
2023年の世界選手権を優勝後、共に戦ってきたオリンピックを連覇した羽生結弦さんと北京オリンピック金メダリストのネイサン・チェンさんが引退したことで、さみしい気持ちと取り残されてしまった思いにかられたことが引退理由と語っています。
宇野さんはもともと良い成績を残すことを目標にしていたわけではなく、毎日・毎試合ベストを尽くすことを心掛けていました。
また、雲の上の存在である羽生結弦さんとネイサン・チェンさんと同じ立場で戦えるようになりたいと考えていました。
目指す存在がいなくなったことで、競技生活においてベストを尽くすモチベーションが保てなくなったのでしょう。
トップレベルの力があるまま、競技生活を終えることについて、「未練は全くない。」と語っています。
それだけ、羽生結弦さんとネイサン・チェンさんの存在が大きかったのだと感じ取れます。
プロという次なるステージへ
宇野さんはすでに、プロとして複数のアイスショーが予定されています。
- 『THE ICE 2024』
愛知公演:2024年7月20日(土)・21日(日)
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)アイススケート場
東京公演:2024年7月27日(土)・28日(日)
LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)
引用:THE ICE 2024公式サイト - ステファン・ランビエルコーチらと共にスイスで行われるショー
(2024年8月) - 『ワンピース・オン・アイス』
開催時期:2024年9月7日(土)・8日(日)
場所:LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)
※主役のルフィ役を演じます。
引用:ワンピース・オン・アイス公式サイト
今後もプロとしての活躍の場が広がっていくに違いありません。
宇野昌磨のプロフィール
ここでは、宇野さんの基本情報、競技成績、スケーティングのスタイルと特徴をまとめました。
基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 宇野 昌磨(Shoma Uno) |
生年月日 | 1997年12月17日(26歳) |
出身地 | 愛知県名古屋市 |
身長 | 158cm |
マネジメント | ヒーローズマネジメント株式会社 |
競技成績
項目 | 詳細 |
---|---|
オリンピック成績 | 2018年平昌オリンピック銀メダル 2022年北京オリンピック銅メダル・団体戦銀メダル |
世界選手権成績 | 2022年、2023年世界選手権連覇 |
グランプリファイナル | 2022年優勝 |
四大陸選手権 | 2019年優勝 |
全日本選手権 | 6回優勝 |
スケーティングのスタイルと特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
ジャンプ | 4種類の4回転ジャンプ(フリップ、ループ、 サルコウ、トウループ)を含む高難度ジャンプ |
スタイル | 音楽解釈と感情表現に定評 |
宇野昌磨の引退は早い?過去のメダリストの引退時期
- 日本人初のオリンピックメダリスト高橋大輔さんは28歳で現役引退
- オリンピックを連覇した羽生結弦さんは27歳でプロに転向
日本人初のオリンピックメダリスト高橋大輔さんは28歳で現役引退
華麗なステップで世界を魅了した高橋大輔さん。
オリンピックでは、2010年バンクーバーで銅メダルを獲得しています。
これは、日本人としてだけではなく、アジア人としても史上初の男子シングルメダリストとなりました。
加えて、世界選手権やグランプリファイナルでも優勝するなど、輝かしい成績を残しています。
しかし、2014年・28歳の時に現役引退を発表。
引退後は、語学・ダンス留学を経て、アイスショーなどプロスケーターとしての活動だけではなく、スポーツキャスターなどメディアでも活躍していました。
2018年には現役復帰を宣言し、男子シングルを経て、村元哉中さんとのペアでアイスダンスに転向しています。
2023年には再び現役を引退しましたが、フィギュアスケートにとどまらず、幅広く活躍を続けています。
オリンピックを連覇した羽生結弦さんは27歳でプロに転向
2014年ソチ、2018年平昌とオリンピックを2連覇した羽生結弦さんは27歳でプロ転向を発表しました。
記者会見では引退という言葉を使わず、プロのアスリートとしてスケートを続けると宣言したのです。
日本にとって、オリンピック・男子シングルの初の金メダルを獲得した日本フィギュアスケートの第一人者。
さらに、2015年のNHK杯では史上初の300点越えを記録しています。
そんな羽生さんもオリンピックの一線からは27歳という若さで退いているのです。
結論:宇野昌磨の引退は決して早いわけではない!
宇野昌磨さんは26歳で引退を発表しました。
しかし、過去の日本人オリンピックメダリストである高橋大輔さん、羽生結弦さんの二人も20代後半で引退していて、26歳という年齢は決して引退時期として早いというわけではありません。
トヨタイムズのYoutube・LIVE配信での引退会見でのすがすがしい表情が印象的でした。
引退の決断はたくさんの時間を使って考え抜いた結果だと思います。
しかし、その決断がポジティブなものだと表情からうかがえました。
今後、プロの道を歩んでいく宇野昌磨さんがどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
この記事のポイントは以下のとおりです。
- 宇野昌磨は2024年5月9日に現役引退を発表
- 引退の発表は自身のインスタグラムで行われた
- トヨタイムズが5月14日の記者会見をLIVE配信
- 引退理由は羽生結弦とネイサン・チェンの引退がきっかけ
- 引退について、全く未練はないと語った
- プロとしてすでにアイスショーが予定されている
- 1997年12月17日生まれの26歳
- オリンピックでは2018年平昌で銀、2022年北京で銅及び団体戦銀を獲得
- 過去の日本人オリンピックメダリストと比較して26歳での引退は早くない